八幡宮(大阪、大東市)
前回のブログでは野崎観音の境内にある南條神社の鳥居の額にあったハート型について書いてみましたが、最近…隠れキリシタンに興味が沸いてきています。
まだ詳しい事は何も分からないので、とりあえず図書館で『隠れキリシタン こぼれ話』と言う本を借りて読む事にしました。
この本が想像以上に興味深く…
私たちが知らないだけで、大阪には意外と隠れキリシタンの痕跡と思われるものが多く残っている事が書かれていました。
それは例えば、変形十字架、魚、太陽、月、星、ハート、剣、果実、鳩、ぶどう酒など仮託礼拝物を考案し密かに礼拝していたとあるのです。
そう、野崎観音の敷地にある南條神社の鳥居のハート形…気になりますね。
そして、この大東市には「切支丹灯籠」があるという。
ちなみに、この本では東大阪市深野5丁目と書かれていましたが、大東市の間違いですね。あと著作権の関係で、内容はブログではボカシを入れています。
さて、ここは八幡宮です。
JR野崎駅から大阪桐蔭高校の方面に向かって5分ほど歩いた場所にあります。正面には「こども園」がある住宅街の中。
この書籍では、切支丹灯籠が2基と書かれていますが、1基は半壊状態でした。
その当時、ここにはキリシタンが多くいたが弾圧され、それでも屈せず信仰に生き抜いた大切な場所として紹介されていました。
その切支丹灯籠ですが…
十字架か何かあるのかな?と見てみたが…
正直、分かりません。
ただ、ハッキリ見て取れたのは灯籠に人の姿。これがマリア様なのか、ガウンを着た人なのか?手に何か持っているようにも見えるけど…、ハッキリは分かりませんでした。
ただ、切支丹灯籠という認識がなければ…
普通にお地蔵さまが描かれているようにしか見えません。もちろん、当時の時代背景からすると、キリスト教を信仰している事が幕府にばれると死刑だったそうなので、絶対にバレないようにしていたはず。
露骨に十字架なんてあり得ないのです。
よく見たら…
ガウンを着ているように見える??う~ん、やっぱり分からない。
この半壊状態の灯籠も、下に人の姿が見えます。
目を凝らしてみると、帽子をかぶっているようにも、何かを持っているようにも見えますが、こちらもハッキリは分かりません。
分からないけど、弾圧されても屈せずに信じ続けた大切なモノがここにあるのだと思うと、とても尊い気がしてきます。
八幡宮
場所:大阪府大東市深野5-12