【岐阜】意外と知らない!岐阜の中津川から関東を見守る日本一の石仏

山王寺・日本一の石仏(岐阜、中津川)

中津川の奇岩として、前回のブログで桃山公園にある夫婦岩を紹介しましたが、実はこの公園の駐車場に興味深い看板を発見しました。それが…

「日本一の石仏 厄難除弘法大師」と言うもの。

中津川の山王寺、日本一の石仏

やはり日本一と言われると気になる。これは見に行かないと!と言う事で、先ほどの看板にあった場所から1分ほど歩くと、更に詳しい案内版がありました。

中津川の山王寺、日本一の石仏

どうやら関東大震災(1923年)によって多くの命が奪われてしまった事を悲しみ、平和を願って建立したものだそうです。

中津川の山王寺、日本一の石仏

案内には「参事を目撃し」と書かれていますので、その参事を目にして手の事ですが、まさか東京から遠く離れた岐阜の地で…。しかも今から90年以上も前と言えば、当時は相当な山奥だったんじゃないでしょうか。

中津川の山王寺、日本一の石仏

ここで静かにずっと守って下さっていたんですね。

中津川の山王寺、日本一の石仏

狛犬です。

中津川の山王寺、日本一の石仏

ここの狛犬は、ちょっと表情が可愛い。

中津川の山王寺、日本一の石仏

さて、こちらが「日本一の石仏 厄難除弘法大師」です。その高さは10メートル一つの石で作られたものとして国内最大らしく、つまり日本一の大きさです。

中津川の山王寺、日本一の石仏

一つの石から作ったってスゴイですね!!でも、桃山公園にある奇岩や巨岩を見ていると、この地域なら十分にあり得そう。

中津川の山王寺、日本一の石仏

弘法大師の石仏の裏手まで行くと、お地蔵さんが沢山。しかも全員が同じ方角を向いています。弘法大師像と同じ方角。これって、どっち向きだろ?

中津川の山王寺、日本一の石仏

何気なく方角を考えてみたら、おそらく東向き。なぜ全員が東を向いてるんだろ?なんて考えてたら「あぁ!そうか」この石仏は関東大震災が原因で作られたものだった。

東向きって、もしかしたら東京を見つめ守ってるって事なのかも!

ちゃんと確認もせず、こんな事を言うのも何ですが…、東京の人は誰も知らないだろうけど、ここからヒッソリと守ってるくれている仏様がいるんです。真相は不明ですが、そう思うだけでも、何だか温かい気持ちになって来ませんか♪

山王寺・日本一の石仏

岐阜県中津川市駒場1658