サマーハウス丹後(京都、京丹後)
今回紹介するのは京都府京丹後市にある琴引き浜海水浴場の目の前にある超穴場宿。この宿の名前は「サマーハウス丹後」です。
実は宿のオーナーさんから「目立つように紹介するなよ」と言われていたので、過去のブログにも宿の名前を伏せ、こっそり紹介したりしていたんです。
でも、最近「サマーハウス丹後」で調べるとネット情報が出て来るようになり「今さら伏せても一緒か」と、この超穴場な宿をブログに書くことにしました。
実はこの宿に泊まったのは2~3年ほど前のこと。友人家族と和歌山のくじら浜に行こうと計画を立てていたが台風が発生し、予報では太平洋側は大荒れ、日本海側は快晴。
そんな背景ががキッカケ。仕方なしに「旅行のプランを変えよう!」となるが、予定は7月第2の土日。急いで調べるが旅行直前ということもあり、ほとんどの宿が満室状態。
くじらと一緒に泳げる「くじら浜海水浴場」。あのインパクトある場所の代替となれば場所選びは難しい。そこで選んだのが鳴き砂のある琴引浜海水浴場です。
でも、宿が無い…。
楽天トラベル、Yahooトラベル、じゃらんなど、どこにも紹介されていない宿を探すしかない。そこでグーグルマップを拡大し、地図から宿をずーっと探して行くと…ん?
信じられないほどのベストポジションに「サマーハウス丹後」と言う宿がある。でもネット情報が全くない。調べて行くと口コミが1つあった。それが「意外と良い宿だった」の一言。「これは穴場見つかったもしれない」と直感がピーンと働く。
たった一言の情報…。でも真実性が高い。宿に電話して詳細を聞くと、宿泊代は7,000円、1泊2食付き、トイレは水洗、風呂もある。部屋は空いてると言う。
電話の向こうの宿の叔父さんは、マイペースにのらりくらり返答する。
「宿に風呂はあるが、浜に露天風呂がある。あっちは温泉だぞ、うちはただの湯だ、体を洗うだけでいい、シャワーで十分」と言った感じ。
この宿は絶対に良い!と思った。もしも仮に良くなければ、それも旅の思い出。
さっそく予約して、そして到着すると…
想像以上に全てが良い。
しかも、貸切状態だった…。7月の第2土日で貸し切り…!?
周囲の宿は満室なのに、琴引き浜から一番近い宿に他の客が誰も泊っていない。ネット情報がないとコレが現実。よくあること。ネット情報のお蔭で便利な社会になったが、その代償として人々は探す苦労を皆が忘れ始めている。
「探し見つけ出す事が、旅の本来の楽しさ」のはずなのに…。
晩御飯は目の前に広がる海のテラスで、バーベキュー。
焼き魚はトビウオだ。
ここの貝などは、宿のオーナーが海で取って来たと言うが、本当か疑わしい(笑) どこまで本当か分からないような叔父さんだ。でも、とっても素敵な人。
料理はメチャクチャ旨い!!
そして日が暮れ…
絶景のもとで、子供達は花火を楽しむ。
この宿のマイナス点をあえて言うなら「夜は静かに」とお願いされるので、夜に飲んで騒いでは難しい雰囲気がある。消灯時間も早い。
あと、トイレ&洗面所は共同で部屋にはない。虫が少がとんでることも…。
部屋は簡素。一応エアコンはある。
景色はオーシャンビュー
部屋の天井は高い。
テレビもないのか…
と思ったら、ちゃんとある。
まぁ~こんな感じかな。
宿のオーナーさんが「風呂はビーチに露天風呂あるから」と言ってたけど、この宿にもちゃんと風呂はある。シャワーだけではないのも嬉しい。
ちなみに、海水浴からあがったら砂だらけですが、宿の目の前の水道があるので、そこで砂を落とし、足などが洗えます。
朝食はこんな感じ。
もちろん、朝食も海の見えるテラス!最高。
この宿の評価は天候に左右されるかもしれないけど…
琴引き浜海水浴場で泳ぐなら、ここで泊まるのは絶対におすすめ。
でも、古い施設がイヤ、共同トイレがイヤ、虫が出たらイヤ、消灯時間が早いのはイヤなど 人それぞれですよね。その辺はそれぞれの価値観になるかな。
私たちの場合は、他の宿泊客が居なかったのもあったし、天候も良く、料理の内容や値段から考えても大満足でした。もし宿泊を考えるなら、電話での予約になります。もうネット情報が色々と出ているので貸切のようなガラガラ状態は難しいかもしれません。
サマーハウス丹後
場所:京都府京丹後市網野町掛津3
電話:0772-72-2501