関宿(三重県、亀山市)
関西と東海を結ぶ国道25号、名阪国道の名前で親しまれている道路を使って旅をするって人は少なくないと思います。大阪から出発する場合は目的地は伊勢か名古屋が多いかな?
もし時間があるなら「関宿」に立ち寄ってみませんか♪ 今回は魅力ある関宿の全体像をサラッと紹介してみます。ちなみに下の写真は「東追分」と言う場所。今回は東から西に向かって歩いてみます。
さてさて、名阪国道にある休憩所「関ドライブイン」から車で7~8分走ると、そこは江戸時代にタイムスリップしたような世界が広がる東海道五十三次の47番目の宿場町。
江戸時代後期から明治時代にかけて建てられた町屋が200棟以上も現存し、国の重要伝統的建造物群保存地区でもある。
実際に歩いて見て「おや?」って感じるのは、観光観光していないこと。つまりここは観光スポットだけど普通に生活の場なのです。だからこの古い町並みには地元の方の車がブンブン通ります。特に夕方…。
カメラを片手に観光目的で歩く人間からすると、車が通ると少し風情に欠けるなって感じる部分も出てくるかもしれません。でもね「飾られた観光地化した場所じゃない」そんな目線で見るとグッと趣が出てきますよっー!
普通の生活の場と言っても、ほら♪ちゃんと、こうゆう風情を残してくれてるのは嬉しい。
町全体に味がある!!
銀行も街並みに配慮した景観です。
ここは「御馳走場」と呼ばれ、江戸時代の頃には大名行列の一行を役人が出迎えた場所。
こちらの「伊藤本陣跡」は、参勤交代の大名や公家、公用の役人が利用したと言う格式高い宿泊施設。この本陣跡は「伊藤本陣跡」と「川北本陣跡」があります。
ここは「関まちなみ資料館」です。関宿の伝統的な町家を公開した資料館。
そして、関宿を見渡せる「眺関亭」もオススメですよ。
関宿の散策で絶対に見逃したくないのが…
この「旅籠玉屋歴史資料館」でしょう。ここは日本で最初の旅籠資料館で、あの有名な歌川広重の浮世絵も展示されています。資料館と言うとお堅いイメージもあるけど、そんな事はありません。歴史や観光が好きなら旅籠玉屋歴史資料館は見なきゃ損!
こちらは「かねき伊藤彦市商店」と言う有名なお茶屋さん。
郵便局の前には「高札場跡」も見られます。
ここに福蔵寺と言うお寺があります。ここは織田信長の三男、織田信孝が眠る場所。
またここは女性の仇討ちとして知られる小万の墓がある事でも知られています。歴史好きならこの福蔵寺は外せませんね。
更に、この古い町並みをずっと歩いて行くと…
この大きなお寺は「関の地蔵」です。ここでは一休和尚の逸話が興味深い残ってて、また珍スポット?的なものもありました。それは不思議な電柱です。
かなり大雑把な紹介ですが、こんな感じです。一番最初の写真にある鳥居のある場所「東追分」から最後の写真「関の地蔵」まで、ゆっくり歩いて約30分~40分ほど。
もちろん途中で資料館など入ったらもっと時間かかりますね。そして更に西に向かって歩いていくと「西追分」があり、そこまでは20分はかかるかな?とにかく関宿は広く細長いです。ちょっと立ち寄るって場合も、少し時間に余裕を持って行くと良いですよー。
関宿
三重県亀山市