天竜舟下り(長野県、飯田)
長野県飯田市の観光名所と言えば、天竜川下りですよね!この川下りは2航路あり、弁天港~時又港の「天竜舟下り」、天龍峡温泉港~唐笠港の「天竜ライン下り」です。
観光局に違いを聞くと、この2航路では「天竜舟下り」が上流で豪快な水しぶきが楽しめ、景色を楽しむなら「天竜ライン下り」のよう。
と言う事で…今回は「天竜舟下り」に来てみました。
乗船時間は約35分。10:00~15:40の間に6本あり、1時間に1本のペース。金額は大人2,400円。小学生は1,200円。
私たちは何時に乗るか決めていなかったので予約はしなかったけど、じゃらんのサイトの「お得なクーポン配布中」をクリックし、事前予約すると1,000円~2,000円の割引チケットがあるらしい。期間もあるようなので、もし利用できそうならご活用ください。
チケットを購入し乗船待ちの場所は売店の前。
この編み傘などかぶって舟に乗ると風情もありそうだけど…、家に持って帰ってもなぁ~と言う部分もあって、どうも購入までには至らない。
やっぱ買うなら…コレですよね!!
そして乗船前にライフジャケット着用の案内と説明があり、順番に舟に乗り込みます。
夏なので日差しは強いけど、川風が涼しい。実に気持ちが良い!!
さぁ~出発!!
そしてもちろん買いました。トンビのエサ。
船頭さんが船を漕ぎ始めると、トンビが騒がしく宙を舞い始める。お客さんがエサをくれるのを待っているのだろう。期待通りにエサをポン!と放り投げると、一斉にやって来る。トンビはエサを持っているのを見ているらしく、しばらくずっと付いてきます。
ただエサのパンが軽すぎて遠くに飛ばない…(笑)
船頭さんは先頭で舟の舵をとり、後方では観光案内をしてくれる男性が別にいる。さすがはプロ。話は実にうまい。
今回担当してくれた船頭さんのあだ名は「おにぎり君」と言う。おにぎりばっかり食べているからその名がついたらしい。とにかく、さわやかで人柄の良い船頭さんだ。
前方に見える岩の名前は、おしり岩。
その名の通り、「おしり」に見える事から「おしり岩」と言う。雨の後など、この岩が隠れたら運航を中止する目安になってるんだとか!お尻が隠れたら運航中止。
この岩は飯田市の水神橋の下流にあります。
私たちが利用した時は、残念ながら水量は多い方ではなかった。この舟下りは水量が多い方が迫力があるらしい。当然ですよね!!
私は雨男なんだけど、こうゆう部分に雨を活かせれないのが実に悔しい。
もし前日などにしっかり雨が降ってくれていたら、スリル満点な川下りが楽しめるってわけなのです。じゃ~晴れが続いてたら迫力ないの?と言えば、そんな事もない。スリルの感じ方は人によって違うだろうけど十分に楽しめます。
ほら!のんびりとした遊覧は最初のうちだけ、おしり岩のあった水神橋を過ぎ、しばらくした位から、次第に川の流れが激しくなって行く…
そして南原橋付近になると!
川の流れが一変する。水しぶきやって来て、舟に水が入って来る。全員で波しぶきを防ぐビニールで防御を作る。
これで本当に濡れずに済むのか??
あぁ~くるくる!!
そして船内からはキャーと言う悲鳴、そして船頭さんがスッと腰を下ろし、目を細める…
そこでドカーンと水が…
100%濡れるってやつです。
このような盛り上がる地点が3~4ヶ所ほどある。水量があったら、もっと多いに違いない。
そして前方に真っ赤なアーチ状の天龍橋が見え始めるとゴールは近い。
この赤い端を過ぎると、川の流れは嘘のように穏やかに。
こうして約35分間の天竜川の舟下りは終了。
舟を降りると送迎バスが待っているので、私たちはそれに乗り込み駐車場のある弁天港まで送ってくれる。そして、横を見ると今まで乗って来た舟もまた吊り上げられてトラックで上流に運ばれるようだ。
舟下りは約35分。そしてバスで戻るのに約20分くらいかな?要するに合計で1時間はかかる舟下りツアーって事ですね。
いや~これは本当に楽しかった!!
そして、最後に…帰りのバスから窓景色を見ていると、ちょうど橋の上でバスが止った。信号が赤のようだ。
目の前には先ほど舟で下って来た天竜川が流れている。
実は、ここからの景色って「サザエさん」に出て来る景色。
この橋は先ほど出て来た「真っ赤なアーチ状の天龍」になります。サザエさんがココに立って手を振っていたんだ!って考えると、何だか、このシーンと同じように紅葉の時期に行きたくなったりしちゃう。
この天竜川の舟下りは、凄いスリル感があるってわけではなく、正直に言ってほどほど。でも!きっと想像以上に楽しめるはず。面白い。子供さんは乳幼児6ヶ月以上からご乗船できるので、だから幼児も小学生も余裕です。高齢の方も大丈夫。
もっとスリルを味わいたいなら天竜川のラフティングが楽しそう!
夏は日差しがあるので帽子はあった方が良いけど、風で飛ばされる可能性があるのでゴム紐?など何らかの対策はあった方が良さそうです。
最後に、絶対に濡れます。濡れるの覚悟!(笑) 乗船中は立ったりしなければ撮影もOK。でもカメラが濡れたり、落としてしまわないように要注意。
天竜舟下り
場所:長野県飯田市松尾新井7170
電話:0265-24-3345
営業:9:30~16:00
公式ホームページ