藤原宮跡(奈良、橿原市)
奈良県の橿原市には春になると一面が菜の花に覆われ、桜が咲き誇る場所があります。その景色はまるで極楽浄土とも言われています。
それは今から約1300年前に都のあった場所、藤原京跡です。
ここは694年から710年までの16年間、国家体制が確立された日本で最初の都市だったと言う。しかも、その規模は平安京や平城京をしのぎ古代最大の都市が形成されていたそうです。
その敷地には、内裏があり、その中に大極殿、また朝堂院、朝集院と言う3種の社殿からなっていたと言う。その中でも大極殿は朝廷の正殿、すなわち天皇の居所だった場所。
この大極殿跡は、現在の醍醐池の南に位置しています。
そして、
池の北側には春になると菜の花と桜、秋はコスモスが咲き誇る絶景を見られます。
見て下さい!この素晴らしい風景を。
黄色とピンクに覆われた世界…
圧倒されるほど美しい。
午前中から昼頃に来ると、レジャーシートを敷いて花見を楽しむ人の姿もチラホラ。でも、夕方に近づくと驚くほど人が少なくなって…
え?ここ誰もいないの?
そんな贅沢な気分が味わえます。もちろん平日ですけどね。
正面には耳成山が見えます。
菜の花畑を過ぎて、桜のトンネルを超えると、その先には醍醐池があります。
この醍醐池から、道路をまたぎ南に歩いて行くと…
その先には、藤原京跡の大極殿跡のある場所になります。
この先からは花見などとは少し無縁になりますが、もし時間あれば是非、散策して見て下さい。藤原京ってこんな広大だったんだ…って感じるには十分な場所。この先は、また後日のブログで改めて書くことにします。
この藤原京跡は、やっぱり花見の頃に来るのが一番おすすめかな。
藤原宮跡
場所:奈良県橿原市醍醐町