奈良公園（奈良県）
奈良公園と言えば「シカ」で知られていますが、この奈良公園に生息するシカは天然記念物に指定されている野生動物。春日大社ではシカは神様の使いと言われ古くから大切にされてきました。
だから道路でも…
シカをひかないように、スピードを落としてゆっくり走らないといけません。っていうか、シカ君は避けてくれない時があるのです。だからこの付近の運転は要注意。
このシカ君はピクリともしない(笑) おいおいおいって感じですが… でも、不思議なくらい憎めないし、奈良公園付近はこうゆう場所なんだと思う。
ところで何故、春日大社でシカが神様の使いになったか、ご存知でしょうか？実は日本神話の頃まで話はさかのぼります。ちょっとした雑学みたいなもんですが…
はるか昔、出雲大社で祭られているオオクニヌシがこの国を統治していましたが、アマテラスの命で武甕槌命（タケミカヅチ）という後に剣神・雷神とも呼ばれる武力に秀でた神様が、オオクニヌシを威嚇し統治権を譲渡させたんです。これが「国譲りの神話」ですね。そんなタケミカヅチが白いシカに乗って奈良の春日山にやって来たことから、この地ではシカは神様の使いと呼ばれるようになったとか。
シカと人間が共存するというのは、色々と諸問題もあるようですが、観光客の私たちには楽しみと喜び、そして癒しを与えてくれます。鹿せんべいを待つシカ君たち。
ほんと奈良公園を歩くと、あらゆるところで目にします。やっぱりかわいい。
さて、そんな奈良公園で見かけた緑の自動販売機。私は春日大社敷地内にある鹿苑の前で見かけました。この自販機って何かご存知でしょうか？
よく見ると、シカの絵があります。鹿ジュースじゃないよ(笑)
周囲は「つめたい」ドリンクが売られていますが、ここだけは「あたたかい」になっているのもポイント！なんだと思います？しかも金額は10円、50円、100円、500円、1000円と値段も色々あります。
実はコレ！財団法人奈良の鹿保護会の活動に利用される募金ボタンなのです。
どんな仕組みなのか？試しに10円を自販機に入れてみると、ちゃんと10円の場所にランプがつきました。ボタンを押すと、ジュースを購入した時みたいな機械音が内部で聞こえるけど、何も出てきません。ちょっとした温かい気持ちだけが自分の中で残ります。もし奈良公園で緑の自販機を見つけたら、ぜひ募金をしてみてください。
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