阿波尾鶏中華そば 藍庵
徳島県美波町と言えば、四国八十八ケ所の23番札所の薬王寺のある町。この薬王寺は医薬の仏として名高い薬師如来が鎮座し、この門前町には薬膳メニューを提供する飲食店がチラホラ。なかなか情緒ある雰囲気の場所。
そんな薬王寺の正門から真っすぐ伸びる桜町通りを歩いていると…
とっても感じの良い古民家をリノベーションした 阿波尾鶏中華そば 藍庵 があります。この店に関しては、LINEトラベルjpでも記事にしました。
徳島らーめんと呼ばれる従来の中華そばとは一味違うお店。結論から言っちゃうと、マジでめっちゃ美味しいです。
この店は阿波尾鶏を使っています。
この阿波尾鶏とは、徳島県が誇る高級地鶏で、コクがあってコシのある肉質が特徴。徳島に来たら絶対に食べておきたいご当地食材の一つ。
店のカラーも徳島の藍染の藍色で、店名の藍庵の「藍」の字の中にはironとあるでしょ。
店主さんに話を聞くと、店主さんの下の名前はテツジさんで、鉄＝iron また、奥さんの名前は字が違うそうですがアイの字があるそうな。この藍（アイ）と言う字は、徳島の藍染の藍でもあるし、聞けば聞くほど奥深い。
ちなみに、赤い桃は社名の桃二郎商店で、藍庵の「庵」の字を見ると、徳島県の鳴門の渦潮を連想させる字になっているのもポイント。
この店の中華そばは、阿波尾鶏で出汁の取ったスープ、薬王寺にちなんで薬膳を取り入れ、さらに徳島県の素材に徹底的にこだわったと言う。
その中でも、ナルトは地元の蒲鉾やさんに相談し、中華そばには欠かせないナルト、特に徳島県だけに最高のナルトを使いたいと情熱をぶつけて特注で作ってもらったんだとか。
これが阿波尾鶏の叉焼です。
と、まぁ～こんな感じのお店ですが…
この店の中華そばは「醤油」「塩」と選べます。
普通の中華そばは800円、特製になると1,000円です。値段は安くはないけど、この店に来たら具が多くなる「特製 中華そば」が絶対におすすめ！
じゃじゃ～ん！これが特製中華そば（醤油）。美味しそうでしょ！
いい感じの煮玉子も近隣の地鶏を使用とか。
本当は煮玉子も阿波尾鶏を使いたかったそうですが、阿波尾鶏の卵は基本的に流通がないそうです。細かい事は分かりませんが、それだけ貴重なんでしょうね。
こちらが阿波尾鶏の鶏叉焼！
阿波尾鶏の叉焼…
食べたらスグわかりますが、コクがあって旨みがギュッと詰まってて、柔らかくプリッとした食感は感動のレベル。驚くほどに美味しい。
それに、この中華そばのスープが激ウマのアッサリ味。
鶏ガラの澄んだ旨味、最後の一滴まで飲み干してしまうスープは、単にアッサリではなく、コクと体に馴染む優しいコッテリ感もある。ヤバイね。
一般的な徳島の中華そばは濃い味で知られていますので、それをイメージしちゃうと全くの別物。だから人によって好みによって色々。意見も様々でしょう。ただ私個人的には、美味しい中華そばに出会え感動した。本当！おすすめですよ。
阿波尾鶏中華そば 藍庵
場所：徳島県海部郡美波町奥河内寺前２２９－１
電話：0884-70-1590
営業：11:00~15:00/17：00～19：00
定休：月曜
公式ホームページ
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