千畳敷(和歌山、白浜)
アドベンチャーワールドのパンダで知られる和歌山県の白浜観光ですが、もともとこの地は円月島、三段壁、そして千畳敷で知られてきた景勝地。
白良浜の美しいビーチと対照的な断崖絶壁、そして荒々しい波は多くの人を魅了してきました。そこで今回紹介するのは千畳敷です。
この千畳敷と言う名前は、畳を千枚敷けるほどの大きさであることが名前の由来とされ、目の前には棚田のような、スロープのような岩盤が見え、所々に奇岩も見れる。
そして日本の夕陽百選としても知られている場所。
確かに、白浜に来たら一度は、この広大な太平洋に沈む夕日を見て帰りたいですよね。白浜には夕陽の名所が多く、他にも円月島、白良浜と夕陽百選の碑があります。
日本の夕陽百選… その100ヶ所は何処なのか?そして、その100ヶ所全ての夕陽を、いつか順に巡ってみたいと思って何気に調べてみたら、意外と「夕陽百選」のっ具体的な情報って分かりにくい。全国の一覧とかないのかしら?
さて、千畳敷です。
歩いてみると、岩の感じが個性的で面白い。
この千畳敷も、三段壁も、いわば超ベタな観光名所。私はこのようなベタベタな観光地って結構好きなんです。マニアックなガイドブックに載ってない場所を探すのも楽しいけど、基本的に規模が違う。
ガイドブックに載ってない穴場は人知れずで、パラダイス的な場所であったり、突発的で小規模な場合が多い。それに対して誰もが知るベタな観光地は、何だかんだ言ってスケールが大きい!!土日に行くと人が多くて…って事もあるが、平日に行けたら魅力は更に増す。
お?あんな場所に人が…
地元の方だろうか?貝でも取っているのかな?けっこう波際です。
それにしても絶景だ。
自然が作り出した造形美。
よく見れば魚も見える。
そして岩場の方に目を向けると…
この岩の形、アメリカのユタ州やアリゾナ州を思い出す。
ほら、この部分だけを見たら、日本って感じがしません。まるでアメリカの原風景!!
とっても良い眺め。でもね、残念だなぁ~って感じたのは、この岩々には落書きが多い事。落書きではなく彫られて書かれた文字なのだ。
しかも日本語以上に中国語、韓国語も目立つ。記念の印のつもりなのかしれないが、よその国に来て観光資源にキズを付けて帰る人の品位を疑う。この千畳敷では落書きは10万円の罰金だそうです。しかしこの数を見ると全然防げていなさそう。カメラを設置するなど、徹底的な対策をしないと効果が期待できないってのも情けない。
千畳敷
場所:和歌山県西牟婁郡白浜町1600
電話:0739-43-6588