隅田恵比須神社(和歌山、橋本市)
和歌山県の橋本市にある隅田八幡神社は、国宝に指定されている人物画象鏡を所蔵している事で知られ、また神功皇后が外征後、筑前国から紀伊経て大和の都に戻る途中、ここに立ち寄ったと言われているんだとか。
その時の神功皇后の馬の足跡が今も残り、前回のブログではその事にも少しふれました。
また境内には、隅田恵比須神社もあるのですね。
エビス神社と言えば、商売繁盛!商売繁盛!で知られ、大衆の信仰を集め、その中でも十日戎は参詣者で大にぎわいとなります。
きっと、ここも同じですよね。地図を見ると「えびす授与所」があります。
さて、その隅田恵比須神社に来てみると…
正面にエビス様の顔があり…
その横にも飾られています。
よく見ると、中にも…
左右だけでなく、きっと後ろも飾られているのでしょう。
ここは縁起の良いエビス顔がいっぱい!商売繁盛、商売繁盛!ですね。ここにはきっと良い空気が流れているに違いない。
ところで、隅田恵美須神社は「恵比須(えびす)」と書くのですね。
この「えびす」って色んな字がありますよね。
例えば、夷、戎、胡、蛭子、蝦夷、恵比須、恵比寿、恵美須など。よく不思議だなぁ~と感じる事があります。
あまり詳しい事は分からないのですが、東の異民族を「夷」、南の異民族を「蛮」、西の異民族を「戎」、北の異民族を「狄」、と記したのが語源と聞いた事があります。
そして「恵比須」「恵比寿」「恵美須」は当て字なんだとか…
実際は、分かりません。間違っているかもしれない。また詳しい事が加筆してゆきます。でも、このような語源や歴史を追求して行くのは、不思議と面白い。
隅田恵美須神社
場所:和歌山県橋本市隅田町垂井586