真っ赤なお鼻のトナカイさんの話って知ってる?これ…実話だよ!

真っ赤なお鼻のトナカイ誕生秘話

もうすぐクリスマスですね。今日はクリスマスについての雑学を…。

過去ブログを少しづつ整理している中で、雑学ネタをリライトしています。前回は「サンタクロースはナゼ赤い服を着てるのか?どうしてプレゼントは靴下に入れるのか?」と言った事に関して触れてみました。

今回は、赤い鼻のトナカイについて。

知っていますか?どうしてトナカイの鼻が赤かったのか?
これは実話を絵本にしたもので、その話を知れば泣けて来るかも…

2005年に書いたブログを以下にリライトしてみました。

サンタクロースとトナカイ

クリスマスソングは…

真っ赤なお鼻の トナカイさんは
いつもみんなの 笑い者でもその年の クリスマスの日
サンタのおじさんは 言いました暗い夜道は ピカピカの
おまえの鼻が 役に立つのさいつも泣いてた トナカイさんは
今宵こそはと 喜びました~♪

クリスマスに必ず聞く「赤鼻のトナカイ」の歌。

この歌の物語の主人公の名前はルドルフ
彼は赤い鼻を持つトナカイでした。



物語で見ると…

鼻の赤いルドルフは、
鼻が皆と違い赤い鼻である事を気にし
また他のトナカイからも笑われ、
自分自身に自信がありませんでした。

あるクリスマスの夜、
サンタさんが子供たちに
プレゼントを配る為に出発しようとすると…

辺り一面が霧に覆われ
前が全く見えなくなりました。

これでは煙突が見えないと
サンタさんは困っていました。

そんな時、

サンタの目に止まったのが…


遠くの方で恥ずかしそうに隠れながら
こっちを見ているルドルフだったのです。

そこでサンタさんは、
ルドルフを呼び「先頭を走ってくれないか!」
そうルドルフ頼みました。

トナカイの世界ではサンタさんと一緒に走る事は
全てのトナカイ達の憧れです。

しかも、サンタさんがルドルフに頼んだのは、
その先頭です。
これほど名誉な事はありません。

しかし、ルドルフは自分に自信が無いと
サンタさんに断ってしまったんです。

すると、サンタさんは言いました。

「君にしか出来ないんだ」
「私を助けてくれないか」

皆の前で、そう言ったのです。

そして、その夜…

サンタクロースとトナカイ
ルドルフの鼻は赤く光り、
立派にサンタさんの先頭を勤め終えたのです。

それからと言うもの、
ルドルフは皆の憧れの的になったそうな。

ルドルフの誕生秘話

この有名な物語が出来るには、こんな逸話が残っています。

1930年代、
アメリカ・シカゴの街に、
通信販売会社で宣伝原稿を書くロバート・メイと、
最愛の妻エブリンと可愛い娘バーバラが
貧乏ながらも3人で幸せに暮らしていました。

しかし、

妻のエブリンは癌に冒され、
寝たきりの状態になってしまいます。

ロバートは彼女を何とか救いたいと必死で働くが、
治療費も出せない程貧しいのが現実。

そんな辛い日々を送っていた、ある日…

娘のバーバラが、

「どうしてお母さんは、他のお母さんと違うの?」
「どうして寝てばかりなの?」

そんな質問をしました。

ロバートは身を切られるような思いの中、
涙を抑え、娘を抱き寄せ、

目を閉じ、自分の想像で、
一つの物語を作り、聞かせました。

それが「真っ赤なお鼻のルドルフの話」です。

この物語を娘のバーバラはとても喜び、
毎晩、毎晩、その話を聞きたがったそうです。

そしてロバートは娘があまりに喜ぶので、
この話を物語の本にし、

可愛い娘へ、
クリスマスのプレゼントにしました。

そんな頃…
最愛の妻エブリンは帰らぬ人となってしまう。

幾日か過ぎた…ある日、
ロバートは会社主催のパーティーの余興で
彼はこの「ルドルフの話」をしました。

最初は笑いながら聞いてた人達も、
話が進むに連れ静かになり、多くの人の涙を誘い
話が終わった時には、
大きな拍手が沸き起こったと言います。

この話は1938年に起きた実話。

パーティーでの余興が発端となり、
翌1939年には「赤鼻のトナカイ」と題された物語が発売。
1949年には歌として発売されベストセラー
そして世界中に広がって行きます。

トナカイの鼻が赤いのは…

娘バーバラの質問から生まれ、
親が愛する妻と子供を思い作り上げた
愛情の結晶だったんですね。

サンタクロースとトナカイ

今回紹介した話は、自分の言葉で書き換えている部分があります。