老祥記(神戸、南京町)
神戸にある南京町に来たら、やっぱり老祥記の豚饅頭は食べておきたい。この店は必ずと言って良いほど行列が出来ているので近くまで来ると一発で分かります。老祥記は同じ名前の別の店があるが、ここで紹介するのは広場前のお店です。
南京町に来たら、まずは黙って並んでみましょう!!
この店は公式HPによると、1915年に開業し、中国で天津包子(テンチンパオツー)と呼ばれていた饅頭を日本人に馴染む物にしようと「豚饅頭」と命名したと言う。
昭和の時代より古く、大正4年から続く、元祖豚饅頭の店。
月曜は定休日。せっかく来たのに休みでガーンと言う場合は、広場向かいの「曹家包子館」で買えるそうですよ。
いずれにせよ、売り切れ次第終了なので、土日など混み合う時は特に、早めに買っておくのがおすすめです。
と言うのも…この店で買う人の注文数がハンパないんです。3個から買わないと行けないので「3個下さい」って人もあるが、今回私が並んでいる時に「50個」と言う人が2人もいました。平均一組で10個ほどかしら?
とにかく10個以上注文する人がメッチャ多いんです。絶えず行列してて、こんな沢山買って行く人が何人もいるので、そりゃ売切れちゃいますよね。
そうそう、お店の端っこに目をやると古い扉があります。
実はこの扉、終戦後以降から昭和50年まで店舗の入口に使われていた扉。
あまりに利用するお客さんの数が多く、何度も開け閉めしてるうちに手をかける部分に穴が開いてしまったと、当時の新聞記事になったそうな…。
確かに取っ手部分に穴が開いている!!その下も計2ヶ所…
歴史ある店って、やっぱ良いですね。こんな話を耳にするとホッコリ来ます。
また、この店では人数分注文すれば店内のテーブルを使って食べることが出来ます。その座るテーブルもメッチャ相席で、しかも行列してる列の左右に一つ一つテーブルがある感じなので、とっても落ち着かない。
でも何て言うのか…、この喧騒な雰囲気が、また良かったりもする。
古き良き日本の食堂的な感じと言うか、本場中国の食堂らしい感じがあると言うか、この気取らない感じが不思議とイイんです!
さて、こちらが噂の豚饅頭。1個90円で3個から買えます。
一般的に見る豚まんに比べて一回り小さい。これなら3つでも一人でペロリと食べられる大きさです。ホント饅頭って命名に納得な感じ。
パカッと半分に割って…
からし醤油を付けて食べて見ると…!
うん!やっぱ美味しい。肉汁がジュワッと染み入るこってり感。けっこう味は濃い。そして外の皮にも味が浸み込んで、アツアツでモッチリ。テーブルにはからし&醤油が用意されていますが…これを使わなくても十分しっかりした味付けです。
南京町は他の店でも色々と食べ歩きしたく、今回は3つだけにしましたが、正直に3つでは物足りない。一人6個ほどで調度いいのかも。それじゃ~この店だけで腹いっぱいになっちゃうって?それはそれで幸せなのだ。
老祥記 (ろうしょうき)
場所:兵庫県神戸市中央区元町通2-1-14
電話:078-331-7714
営業:10:00~18:30(売り切れ次第閉店)
定休:月曜
公式ホームページ
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