はしもと商店 味のかけ橋(奈良、葛城)
奈良県の葛城市を走る国道165号、この道を大阪方面から「道の駅 ふたかみパーク當麻」を過ぎ、葛城山の方に向かって走ると…、‟瓦そば”と言う大きな看板が見えて来る。
(ちなみに、この道の駅では赤しそソフトクリームが美味いぞ!)
瓦に蕎麦が盛られた看板の写真は、奈良と言う古の都の風情、日本古来の瓦、そこに蕎麦、そんなイメージを引き出し、奈良特有の食文化を想像させる。
よし、今日はここででランチをたべよう!!
そんな事を考えながら到着したのが「はしもと商店 味のかけ橋」と言うお店。
駐車場は広く、お店の前の看板には「ねり天」「瓦そば」の文字があらゆるところにある。この2つが名物なのだろう。
そして店内は清潔感あっていい感じです。
しかし、今まで奈良で何度か食事してきたけど「瓦そば」ってのは聞いた事がない。この地域の郷土料理なのだろうか?と考えながらメニューを開くと…
あれ?(p_-)
なんとメニューには、山口県の下関直送と書かれ、下関の小さな漁師町にある、ねり天屋の孫娘が関西に嫁ぎ…と言った案内書きがあった。
(ちゃんと見ると、外の看板にもきちんと書いていました)
下関… Σ(・ω・ノ)ノ!
瓦そばの由来を見ると…
明治10年、西南の役において熊本城を囲む薩軍の兵士たちは、長い野戦の合間に瓦を用いて野草、肉などを焼いて食べたそうです。その話をヒントを得てm山口県下関市n川棚温泉で開発されたのが「瓦そば」です。と書かれていた!!
なるほど!奈良の郷土料理ってわけではない。でも、これはこれで面白い!!
と言う事で、瓦そばセット(1,000円)を注文。
早速やって来たのが「ねり天」です。
ねり天を食べてみると、これが想像よりも遙かに柔らかい。ごぼう天なんて硬そうなもんだけど超柔らかいのにビックリ!
秘伝のタレに漬けこんだ味と書かれていたが、濃過ぎる事もなく、ほんの少しピリッと辛く、これは美味しいなぁ!!
そして、やって来たのが「瓦そば」です。
瓦は鉄板のようにアツアツです!!
そこに茶そばがのっている。
蕎麦は蕎麦だけど、いわば焼きそば的な感じだ…
レモンと大根おろしを汁の中に入れて 下さいとのこと。
それから、肉に錦糸卵、そして蕎麦を入れて…
食べて見ると…おっ!!
瓦に油を引いて焼かれた蕎麦はコッテリ感あるも、レモンと大根おろしがサッパリ感を出し、なんだこの絶妙な感じは!!
妙に美味しいじゃないか。
しかも、最初のうちは柔らかかった麺が、瓦で焼き目がついて次第にパリパリしてくる。この焼きが入った麺具合がたまらない。
これ…麺に焼き目を入れた方がウマイぞ!!と言う事で、途中から瓦いっぱいに麺を広げて焼き目を付けてパリパリにさせて食べる事にした。面白いなぁ~
しかも西南戦争をヒントに誕生した下関の郷土料理かぁ~、今年の大河ドラマは「西郷どん」だし、なんかタイムリーな感じ。いつか本場下関でも食べてみたいものだ。
はしもと商店 味のかけ橋
場所:奈良県葛城市當麻350-1
電話:0745-48-8410
営業:10:00~20:00
定休:第2・4月曜
公式ホームページ