姉川古戦場の徳川本陣跡(滋賀県、長浜)
歴史の教科書にも載っている姉川の戦い。織田信長&徳川家康と浅井長政&朝倉景健が姉川を対峙して激突したと言うのが定説で、今回は徳川家康が本陣を敷いたと伝わる岡山に来てみました。
現在この地は「勝山」と呼ばれ、徳川家康が陣を引いた場所と言う事で、後に「勝山(かつやま)」と呼ばれるようになったそうな。
この姉川の戦いにも様々な諸説があるので、実際は何が正しいのか分かりませんが、朝倉軍の陣形が縦に伸びていたのを見た家康が家臣の榊原康政に「側面から攻めろ」と命じた事で一気に形勢が逆転したと言われているので、仮にその采配をココでとっていたなら、まさしく「勝山」ですね。
さて、この地には織田信長が勝利祈願をした「流岡神社」があり、明治41年に上坂神社に合祀されたと言う。そんな事が案内板に書かれていました。
現在、この地には鳥居と祠があるので奥まで行ってみると…。
正面に大きな杉の木が見えます。
そう、この祠の横。
ほら!
立派です。
ただ、上の方が枯れているのは、合戦の際に両軍の矢が飛び交って枝を折ったからと伝わっているそうですよ。
そして徳川家康が陣を敷いた勝山にある偉大な大木は神木として、願をかければ願いが叶うと江戸の頃から伝わると言う。まさにパワースポット。
ホントね、実際に来てみたら分かると思いますが、独特な雰囲気。
そして祠の後ろには大きな岩があり、まさに神様が降臨する岩倉のような感じがします。私は霊感も何もないが、ここは普通の場所ではない感じがする。
実はね、家康の本陣跡は小高い丘の上だろうと…。
もし、この奥に道があって先に進もうと思ったが、道らしき道は無く、でも行こうと思えば行ける感じ。ただ神聖なエリアなら立ち入るべきではないし、その辺がよく分からず、気分的に「止めておくかな」と思っていたら。
一緒に行動していた友人が「もう戻ろう」と不安げな顔で言い出した。変な顔をしていたので「ここ気味悪いか?」と聞くと、山の奥でガサゴサと音がすると言う。「嫌な予感がするし、野犬か何かいるんじゃないか」と。噛まれたら嫌だしと…。
その後、別の場所に移動した所でボランティアガイドさんと出会い、色んな話を聞く中で、雑談になり小谷城のクマの話になったんです。
すると…そのガイドさんは「小谷城では最近クマが出た話は聞かないけど」「そう言えば、2~3日前に徳川家康の陣地跡の岡山でクマが出たな」と。
えっっ!!まさか…
民家も近くなのに熊でるの?と聞くと、たまに水路をつたって来ることがあると言う。それって超怖い…。もしかして、もしかして、あの友人が耳にしたと言うガサゴサって音の正体は分からないけど、もしかする?まさかねぇ~(;’∀’)
【姉川の合戦の関連記事】
▼戦国歴史資料館から散策開始
▼小谷城跡は哀愁漂う戦国屈指の山城
▼姉川古戦場へ。実は浅井軍の奇襲だった!?
▼姉川古戦場の激戦地「血原」へ
▼姉川の合戦跡の信長本陣跡へ
▼民泊と長浜の歴史を巡る男旅
姉川古戦場の徳川本陣跡
場所:滋賀県長浜市東上坂町1244