古宮神社(大阪市、鶴見区)
花博記念公園 鶴見緑地の東、大通り(花博通り)を越え、浜北公園に向かってゆくと、その公園横に古宮神社が見えてきます。
この神社は、天照大御神、 底筒之男命、 中筒之男命、 上筒之男命、 息長足姫命、 誉田別命、 菅原道真公の7柱が御祭神です。
この神社の由緒には…
「平成2年、花博の開催にあたり、 元々あった旧社殿から南西約150Mの現在の地に移転された」と言った内容が書かれています。詳しくは公式サイトにて
という事は、現在の位置から北東に旧社殿があったのか…
どの辺りにあったんだろう?
ふと感じ、スマホの「古地図アプリ」で調べて見ました。
すると!バッチリ出てきたぞ!
もう少し具体的に見てみると…
こんな感じでした。(古宮神社の地図)
要するに、「花博通り」と呼ばれている大通り、そう!第二京阪道路(国道1号バイパス)に接続する接続する道の「焼野」の交差点付近に旧社殿は位置していたんですね。
私はこの道は頻繁に車で走るけど、今まで全く知りませんでした。これからはココを走る時は、意識を傾けたく思います。
と言うのも、この古宮神社に参拝し、その印象がとっても良かったからです。
さて、この古宮神社ですが…
大正4年、赤曽根神社を改称して古宮神社と称するようになったそう。いつ創建されたかは不詳のようです。
ただ、狛犬に年号(文化9年)と刻まれており、1812年には存在していたことが明らかだと案内に書かれていました。
鳥居を過ぎ、境内に入ると…
ここには「撫で牛」が…!
これは菅原道真公を祀っている天満宮では必ず見かける御神牛です。
道真公は丑(うし)年生まれで、牛を可愛がったと伝わり、大宰府に左遷される時、牛の鳴き声で刺客から逃れ命拾いしたという。
また、亡くなったのも丑の日だったとか。
更に、道真公が亡くなった際、遺体を牛車にのせて運び、牛がうずくまった場所に埋葬されたのは有名なお話。その場所が大宰府天満宮の本殿と伝わっています。
そして、こちらが御本殿です。
ここにも狛犬がいます。
とっても良い表情をしています。
そして、境内には絵が飾られているのですが…
実は、この絵は古宮神社の宮司さんが描いたもの。絵がとっても上手で御朱印は知る人ぞ知る人気っぷりで、希望者が多すぎて現在は基本的にお断りをしているそうです。
その宮司さんが描いた御朱印を少し見せてもらうと…
これが凄いんです!
えぇ~!これも?
うわっ… 私も欲しいです(^^;
宮司さんとお話をさせて頂いた際、「絵を描くの好きで、欲しい絵は差し上げてるんですよ」と…。えぇー!そうなんですか。
境内には休憩所があり、そこに新作が置かれているのだとか。
ちなみに、アニメ『鬼滅の刃』を描いた時は一瞬で無くなったとか。
ここに置いている絵は無料でもらえますが、黙って持って行くのは常識としてダメでしょう。欲しい方は、きちんと伝えてから頂きましょう。
社務所には『となりのトトロ』の絵もありました。宮司さん曰く、喫茶店に飾る絵を頼まれたのだとか…
それにしても凄い!
この古宮神社をネットで検索したら、宮司さんの評判がとっても良いのですが、実際に来てみて、少しお話をさせて頂いて「なるほど」と納得です。
この神社は人を元気にさせる不思議な力、良い縁が満ちているような…。
ここは学問の神様としても人気ですので、受験生の方、また勝負運をアップさせたい方は、ぜひお参りをしてみては如何でしょうか。
私は、宮司さんに会いに、今後も足を運ぼうと思っています。
古宮神社(ふるみや じんじゃ)
場所:大阪市鶴見区浜4丁目16−20
電話:06-6911-0190
公式ホームページ