モダマ群生地(奄美大島)
奄美大島をレンタカーでドライブは海景色がとっても美しい。でもこの奄美大島は地図で見ると小さな島ですが、実際に走ると広く大きい。イメージで言うと淡路島を走る感じ。山道に入ってしまうとズッ―と山なのだ。
そんな山道をドライブ中に地元の方から面白い話を聞いた。それは「エンドウ豆のような豆が人のように大きく育っている場所がある」と言うのだ!その植物はモダマと言うらしく、群生地があるらしい。
その場所を目指し、近くまで行くと「モダマ」と書かれた看板がある。ただ、かなり目立たない…。国道58号を走っていると「奄美体験交流館」と言う建物があり、この案内看板はその正面辺りにある。東方面から来ると見えるが、西側から来るとほぼ見えない。もし行くなら、マングローブ原生林近くにある「奄美体験交流館」を一つの目印にすると良さそうです。
そして、この動物注意のような看板は「うさぎ」です。
実はこの「黒いうさぎ」の絵は、アマミノクロウサギ。生きた化石と呼ばれる特別天然記念物にしてされています。実際にはなかなか見れませんが、この辺を走る時は要注意。
さて、この道を奥へ奥へ進むと…ジャングルの中っぽい景色に。この場所から車で20分ほどの場所にマングローブ原生林があって、そんな原生林らしき植物がチラホラと。
そうそう、ここに行く前に地元の方から「絶対に茂みに入っちゃダメ」と言われました。下手に入ったらハブに遭遇する可能性があると言う。確かにこの辺は湿度が高く、ジメジメしてて、木陰が多く、涼しい。ハブがいてても不思議じゃない。
このような場所を歩くときは、道路の端は歩かず、真ん中を歩く方が良いらしい。気にしすぎかもしれないけど、地元の人に言われると少しビビってしまう。
近くで小川があるのか、水の流れ音がする。
あっ!何かがある。と思ったら「モダマ自生地」の石碑でした。この辺にエンドウ豆のような大きな植物があるはずだけど…、全く見当たらない。
近くにあった案内板。こんな案内板があるなら、この付近にあるはずなんだけど…
しばらく周囲を歩いてみたが見つからない。諦めて帰ろうかと思っていた頃、ふと上を見上げてみると…、何かがある。「あ!」見つけたぞ。
実際には1メートルに満たないほどで、想像してたより小さかったけど、まだ時期的に早かったようです。5月末~6月上旬に花が咲くらしく、実が大きくなるのはその先かな?私が行った時期は5月中旬で、タイミング的に少し早かったようです。
でも、見上げるとあらゆるところに巨大豆が…
アフリカからアジアの亜熱帯地帯で見られるマメ科常緑植物のモダマ(藻玉)は世界最大の豆とも言われているんだとか。入場料も何もない普通の道路で見られるってのが嬉しいね。この周囲の独特な雰囲気、森林浴って感じさせる湿度ムンムンな感じ、けっこう良いかも。ただし、もし見に行く方は本当にハブにはご注意くださいね。
奄美市住用町大字東仲間