徳兵衛大明神(大阪・北新地)
JR東西線の北新地駅の改札を出て、大阪駅前第2ビルを歩いていると…
ふと気になる文字が目に入ってくるんです。それは「徳兵衛大明神」と言うもの…。どうやら3Fの屋上らしい。
その案内と言うのがコレです。
実は今まで何度か目にしてて、少し気にはなってたけど「そのうち」と思い、何度も行かずに通り過ぎてましたすが、今回は一体何があるのか見ておこうと、矢印に導かれるままにエスカレーターに乗ってみました。
まるで「この徳兵衛大明神に興味を持ってくれたからには絶対に道に迷わせないよ」と言う意気込みすら感じる丁寧な誘導。こうなると案内ではなく、まさしく誘導です。上の階に近づくほど不思議なほどに関心が高まってゆく。
さぁ~3Fの屋上に着きました。お!あの緑の一帯かな…?
さぁ~到着です。ここが「徳兵衛大明神」の場所。ところで、この徳兵衛さんって誰なんだろう?って思いますよね。ここが名古屋なら寿司に関係あるのかと思っちゃいますが、ここは大阪のど真ん中。寿司とは無関係なはず。
近くまで行くと「徳兵衛大明神縁起」があり説明がありました。でも…字が書すれ、文章も難しく、読み難くてイマイチ良く分からない。えっと…
要するに、いつの頃の話か分かりませんが、その昔に大阪の曾根崎の蜆川(しじみがわ)のほとりに荒れ果てた祠があって、参拝者の姿も殆どなかったけど、徳兵衛さんと言う方が住み着き、この祠を大切に扱い、手を合わせ、信心を積んだそうな。
すると様々な奇跡が起き、多くの人に慕われたと言った話があったようです。
そして徳兵衛さんの死後、その祠は再び荒れ果ててしまったそうですが、有志によって再復興させたものが、この徳兵衛大明神のようです。ハッキリと文字が読めなかったので、もしかすると解釈がズレている点もあるかもしれませんが、それはお許しください。
この界隈で働く人が通りがかりに手を合わす姿などが見え、大切にされているんだなぁ~って感じます。ビルの上であっても緑があり自然の息吹を感じます。マルビルを背景に朱色の鳥居ってのもイイ感じ。とても商売繁盛にご利益がありそうな雰囲気です。
徳兵衛大明神
場所:大阪市北区梅田 1丁目 2 大阪駅前第2ビル屋上