道の駅どんぐりの里いなぶ(愛知、豊田)
愛知県豊田市…と言っても、名鉄の豊田駅あたりから車で1時間ほど東に走った場所にある武節町。この武節町は「ぶせつちょう」ではなく、「ぶせつまち」と呼ぶ。
チョット呼び方が珍しい武節町にある道の駅どんぐりの里いなぶに来てみました。
館内に入ると、さすがは「道の駅」と感じさせてくれるような近隣で収穫された新鮮な野菜が所狭しと売られ、
は地元の方か?近隣の方か?「このパン美味しいから、いっつも買っちゃう」と言う会話が聞こえてきたりもする。常連さんらしい。
そんな事を聞いたら買って帰りたくなるが、今回は日程的にちょっと難しい…。
気になったのはソーセージ。
野外で同じソーセージが炭焼きで1本250円。
味は3種類で、一番個性的な「ニンニク味噌入りフランク」にしてみました。
只今、炭焼き中…
じゃじゃん!
食感はパリッと香ばしく、食べると確かに味噌&ニンニクの味。これは説明するまでもなく美味しい。これは食べて正解。やっぱ好きだなぁ~こうゆうの!
さて、フランクを食べながら歩いていると、水車の近くに「武節城址」の案内を発見した。
武節城について
何気なく辿り着いた道の駅で見つけた案内版。「武節城って城があるんだ」なんて思いながら説明を読んで「あっー!」思い出した。
ここは長篠の合戦で武田勝頼が大敗し、やっと休息できた城だった。
歴史の本は好きで、よく読みますが、実を言うと「武田勝頼」と言う人物に凄く関心を持っているんです。ドラマなどでは武田家を滅亡に追いやった愚将、直情的な猪武者なんて演出を見るけど、実際には文武に優れ、人柄も見事な人物だったようです。
でも、実際に武田家はあっけなく滅んでしまった。多くの裏切りもあった。
本当に愚将なら納得だけど、武田勝頼ほど優れた人物が将で、なんであんなに脆く、最強と言われた武田家が簡単に滅亡したのか?
そんな事が気になって、沢山の本を読みました。
そん時に、この武節城が登場してたんです。まさかこんな場所(城跡は道の駅から徒歩20分ほどの場所)で出会えるなんて!!
改めて城の説明書きを読むと興味深い事が書かれていました。それは…
「長篠の合戦で大敗した武田勝頼は、甲州への岐路、武節城で一夜を明かしたと伝えられ、その時に梅酢湯を飲んだと言うのは有名な言い伝えとして残っています」
と言うもの。梅酢湯かぁ~
この武節城址の近くで「梅酢湯」を飲むのも一興だと。道の駅の方に聞くと「そんなものは売ってない」と言う。道の駅に隣接して観光協会があったので聞きに行くと「梅酢湯を売ってる所はありませんね~飲めるのは、お祭りの時だけです」と…
なんて勿体ない!!なぜ梅酢湯で町興しをしないんだー!!
観光協会の方には「もったいない」と熱く要望を出したけど、「はぁ~」って感じ。この案内版にも「梅酢湯を飲んだと言うのは有名な言い伝えとして残っています」って「有名な話」って書いてるのに、なんだ、この怠慢は…。
せめて道の駅でアツアツの梅酢湯でも販売すれば良いのになぁ~
道の駅どんぐりの里いなぶ
愛知県豊田市武節町針原4-1
0565-82-3135
公式サイト