心光寺(大阪、天王寺)
大阪の天王寺区に1キロほど寺が続くエリアがあります。ここは天王寺区下寺町で、かつて徳川時代に大阪城の防壁として寺を移築させたと言う話が残っているそうな。
そんな中で実に興味深いお寺があります。ここは心光寺、浄土宗のお寺です。
今回は前回書いたブログの続きす。
前回のブログで簡単に紹介しましたが、この寺の境内ではヨガ、音楽ライブ、ワークショップ、寺子屋など様々なイベントが開催されています。
そして、今回紹介するのは副住職さんが経営する「こころひかるCafe」について。
最初に言いますが、このお坊さんが作るスープカレーが実に美味しかった!
と言うのも…
こんな事を言っては怒られますが、実を言うと、私は、あまり料理の味には期待をせず入ったんです。だから良い意味で裏切られた感じ。
だって、「お坊さんが作るカレー」って興味はあるけど、精進料理のような淡白で、アッサリした味のイメージが強く、何て言うんだろ…
きっと体には良いんだろうけど、味はどうなんだろう?みたいな印象があったから。
境内に入ると…
ヨガ?カフェ?と言った案内があり、寺らしくない。
しかも本堂は鉄筋コンクリートで、ちょっと洋風な感じ。
ちなみに、この本堂は大正12年に原因不明の火災で焼失。昭和4年に再建され、当時としては珍しい単層ダイヤモンドトラス造で、大阪市指定文化財に指定されています。
境内の奥へと進んで行くと、将軍地蔵がありました。
将軍地蔵とは、鎌倉時代以降に武家に信仰された武器を持った姿の地蔵尊で、これに念ずれば、戦いに勝ち、 飢饉などを免れると言われたそうな。今の時代で言えば受験生やスポーツ選手など、特に利益ありそう。
さて、カフェですが… 外観は、ほぼ自宅的な感じ。
でも、中に入ると…えっ?
何だ?このお洒落な感じは… お寺の中にあるとは思えない。
しかも「いらっしゃいませ」と対応してくれ副住職さんは、お坊さんらしい袈裟姿ではなく、ジーンズ姿の格好良いお兄さん。この洒落たカフェにピッタリ。
本当に、ここは寺なの?って思ってたら…
あっ!やっぱ寺ですね。置いている本や雑誌がやっぱり他とは違う(笑) でもね、もちろん!こんな本ばっかではなく、普通のマンガとか雑誌もありますよ。
さてさて、今回はランチの利用でスープカレーを註文しました。(926円)
それが、こんな感じです!
よく見たら、カレーは顔になっているのだ!
このスープカレーは和風味。
とってもアッサリしていて、ダシがしっかり効いている。カレーの風味が少し弱く、好みに応じてガラムマサラをふりかけます。
ほら、見て… こんなに野菜がたっぷり!
ライスにかけて食べました。野菜すご!
ハッキリ言います。この店のスープカレーの味は人によって好みは分かれると思う。美味しい!好き!と感じる人、逆にイマイチと感じる人もあるかもしれない。
理由は和風ベースでアッサリしている事。一般的なカレーライスのイメージで来たら、全然違うカレーだからです。
でもね、私はメチャクチャ美味いと思った一人です。
カレーの味に勝る野菜の味。いや…、野菜とカレーの風味のバランスが絶妙なのに正直驚いた。基本的に私は濃厚コッテリ好き。薄味&アッサリは「うーん…」って場合が多い。そのコッテリ好きな人間が「うっまー!」と唸ったアッサリ和風のスープカレー。やっぱりダシが決め手なんでしょうね。これはお見事!すごいお坊さんだ。
この味、好きな人は猛烈にハマりそうですよ。
心光寺 こころひかるCafe
場所:大阪市天王寺区下寺町1丁目3−68
電話:06-6771-0909
営業:9:00~18:00
(火木金8:00~18:00/水11:30~22:00)
定休:月曜(※第1第3の火曜も定休日)
公式ホームページ(心光寺で検索すると見れます)
※URLが日本語だから?リンクが貼ませんでした。