【和歌山/かつらぎ】四郷の里で柿色に染まる吊るし柿の風景

四郷の里(和歌山県かつらぎ町)

和歌山県のかつらぎ町と言えば果物が美味しい場所として関西では有名な地域。

その中でも柿は格別に美味い。また「四郷の里」と呼ばれる串柿で有名なエリアでは、11月中旬頃になると晩秋の風物詩とも呼ばれる見事な景色が楽しめます。
「たびねす」でも紹介しました)

四郷の柿

スゴイでしょ。山里一面が干し柿でオレンジ色に変身して、

四郷の柿

まるでオレンジのカーテンのよう!!

四郷の柿

この「四郷」ですが、実は地図には載ってないません。

地図に載ってないと言うか、正確に言えば現在は四郷と言う地名は無く、この地域は東谷、平、滝、広口四つの村を総称して四郷と呼ばれています。

四郷の柿

一般的には「四郷の里」「串柿の里」と呼ばれていますね。そして、今回ここで紹介しているのは「平」と言う地域になります。

四郷の柿

そして、この一面に吊るされた干し柿ですが、実はこれらは食用ではなく、全て正月用の飾りとして作られたもの。

実際には、食用と全く同じ製法で作られているし、しっかり乾燥してからの出荷されるので簡単にはカビかり腐ったりはしないようです。

でも、お店に並ぶのは正月直前…やはり食用出ない以上は食べない方が良さそうですね。

四郷の柿

よく見れば、1串に10個の柿が並んでて、これらは縁起を担ぐ意味があって

四郷の柿

地元の方に話を聞くと…

四郷の柿

この串柿が1本に10個の柿が刺し並べられているのは、

「いつもニコニコ仲睦まじく、共に白髪の生えるまで」と言った家族の和と幸せを願う思いが込められてると教えてくれました。

四郷の柿

要するに、両端は2個、2個で、中央に6個と塊になっていて、

「2個2個(ニコニコ)仲むつ(6つ)まじく」と言えば分かりやすいかな。

四郷の柿

しかし、とんでもない量の柿です。

四郷の柿

目の前に沢山の柿があるのに「これは食用じゃないから、食べられないのかぁ~」と残念に思う事はありません。だって、ほら…

四郷の柿

食用の干し柿もちゃんと売られているから!

四郷の柿

しかもメチャ安い。

四郷の柿

店ではなく民家の軒下で売ってる感じで、これが実に甘くて美味しいんです。ホント!

四郷の柿

干し柿を食べた事のある方はご存知と思いますが、想像以上に甘いもんですが、ここの干し柿は更に甘い!それが300円~600円で売られてて衝撃的に安い。

ちなみに、近隣の店で買うと金額は倍はしています。本当に安くて、美味くて、私はココの存在を知ってから実は毎年買いに来ています。

吊るしも買って、パックも買って、半分は冷凍させて、半解凍の状態で食べると、これまた激ウマ。ここは教えたくないほどオススメ!

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「四郷の里 平」参考情報

住所:和歌山県伊都郡かつらぎ町平
かつらぎ市観光協会
旅行サイト「たびねす」掲載記事