タイ旅行記(14)チェンマイ
ちなみに、このようなお顔をされています。
そう、この場所は「ワット・チェット・ヨート」と言う1455年に建てられたもの。1455年と言えば日本の室町時代。確か1467年が応仁の乱でしたので、武田信玄や織田信長登場する100年ほど前と考えたら、少しイメージしやすいかな。
遺跡と言ってよいのか分かりませんが、このような場所を静かに見れるなんて、本当に贅沢な限りです。この場所はすごいですよ、ほら…
この壁の彫刻、素晴らしいでしょ。
かなり崩れてしまってる部分もあるけど…
繊細で美しく、そしてよく見ると、
表情がとっても豊か。
この寺院はインドのブッダガヤーと言う、お釈迦様が悟りを開いた場所にあるマハーボディー寺院をモデルにしたと言われ、尖塔が7つあるのが特徴のようです。
ブッダガヤーかぁ~、昔行ったことがあるんですが、あの町は少し嫌な記憶があって…それは実はインド人と喧嘩して命の危険を感じ夕暮れ時に町から逃げ出したことがあるんです。
こんな町に泊まれるかボケーって心の中で叫びながら、安宿に金だけ払って泊まらず逃げ出したんです。だからブッダガヤーでは一泊もしなかった。
結局、その時はガヤーと言う街の駅構内で一夜を過ごしたんですが、いやいやそこでも色々あって、ガヤーの駅は停電してて真っ暗で、そこでバックパックを背負った日本人が一人ウロウロしてたら「どうした?俺は良い人間だ、お前の力になる」と言った変なインド人が次から次にやって来る。しかもしつこい…
だんだん腹立ってきて、「必要ないから、あっち行け!」と言うと、「俺は優しい人間なのに、好意を無駄にするのか」と3人ほどのインド人に囲まれた。またそれが怖くてね… なんて理不尽なやつらだと。
結局、その様子を見ていた、本当に優しいインド人学生が「いい加減にしろ」とやって来て助けてくれた。そして「電車に乗るまで、僕らの側にいるといい」とスーパーマンのような人がいたんです。
ブッダガヤーを脱げ出して、ガヤーで理不尽に囲まれて、精神的にキリキリだったので、あの時は涙が出るほど感動した。(本当に今でも、あの時の感謝の気持ちは忘れない)
お釈迦様が悟りを開いた町って徳のある町かと思ったらサッパリじゃないか?って卑屈に思ったりしたけど、あのインド人学生に心も救われました。そんな思い出がある。
さてさて、ブッダガヤーにあるマハーボディー寺院も行きましたが、実はその前後の出来事の印象が大きすぎて、あんまり覚えていないんですよね~
この仏様の顔も、ブッダガヤーと同じらしいです。
う~ん、ブッダガヤーの記憶…思い出せない。さてさて、ぐるりと歩いてみると…大きな仏塔があり
そこには…
お釈迦様が。
そしてお堂があったので、行ってみると…
ここにも蛇神ナーガの姿が。
あ、あれは… 菩提樹の木だ!違いない。
しかし、ここは良い場所だ。