桃太郎神社(愛知県、犬山市)
「むかし、むかし、ある所に…」で始まる日本昔話の代名詞と言えば桃太郎。ここは愛知県犬山市にある桃太郎神社です。今回は 前回の内容の続き です。
桃太郎と言えば岡山県が一般的に知られているど、実は愛知県犬山市の方が有力!今回はそんな気分になるお話を…。
「桃太郎は岡山でしょ」「愛知県?怪しいなぁ~」
そんな方のその気持ちがキット変わるはず!
さてさて、ここは桃太郎神社の境内です。
興味深い桃太郎に関する様々な情報が書かれているんですよ。
まずは「桃太郎神社の由来」です。
古事記で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと) が黄泉の国から逃げ帰る時、命を救った桃に大神実命(おおかむづみのみこと)の名を与えたと言う話はあまりに有名ですが、この桃太郎神社の祭神は大神実命です。
そして、少し読み難いですが、右下の画像の説明を読むと…
「桃の神を祭神とした神社は世界中探しても、この桃太郎神社だけ」
と書かれています。世界で唯一桃の神様を祀る神社。どうですか?だんだん桃太郎は岡山より愛知県って気分になって来ましたよね。
数多くの先生や博士が調査に来たとも書かれています。
また、鬼退治をした後の桃太郎の話、鬼ヶ島の場所についての説明もあります。
鬼退治をした後の桃太郎の話
鬼退治を終えた桃太郎は、お爺さん、お婆さんに孝行を尽くし、二人が天寿を全うすると「これで私の役目は終わった」と近くの山へ登って行ったきり姿を隠してしまったそうな。
不思議な事に、その山の形が桃のように見えるようになり、それからその山を「桃山」と呼ぶようになったと言う。
鬼ヶ島の存在
「鬼が島はこの山を越えて8キロ先の可児川の中にあります」
「実際に悪者が住みついていたと古文書に出ています」
と、書かれています。
もしかしたら、愛知県に残る桃太郎の話って、この可児川にある鬼ヶ島と呼ばれる小島に住み着いた盗賊を退治した者が実際にいて、その人物が桃太郎として神格化して語られるようになった可能性があるのかも…。
さてさて、宝物館があるぞ (p_-)
その先には…
おじいさん、おばあさんがキビ団子作りをしてて、やさしい鬼の姿もある。
さらに、鬼退治から戻る桃太郎の姿もあり…
鬼を退治した時の様子もありました (笑)
ここが神社だけに、珍スポットやパラダイスと言われるのも…分からないでもない。
宝物館に入ると…
なんと!実在した?鬼の金棒など展示され
鬼のミイラの写真や
驚くのは桃太郎が生まれた桃の実の写真まで(◎_◎;)
これは退治した鬼の角だろうか?
今現在は写真のみの展示。残念ながら、宝物館は火災で全て消滅してしまったそう…。これらを実物で見てみたかったです。実に残念だ。
そして、この絵地図は…
桃太郎神社周辺に「桃太郎に関する地名」の案内です。これがまた面白いんです。
この地名巡りに関しては、またブログで書きますが、LINEトラベルjpの記事でも紹介しています。もし良かったら参考に見て下さい。
先ほど、可児川にある「鬼が島」のことにふれましたが、その場所は絵図の右下にありますよね。場所は岐阜県可児市土田です。
更に、その横の地名も注目して見て下さい。
そう、この「春里」と言う地名です。
この「春里」とは、桃太郎が鬼を退治して、今まで鬼に苦しめられていた村人が「やっと春が来た」と喜んだと言う事が地名の由来だそうですよ。面白いでしょ!
まだまだあります。
「今渡」は桃太郎が鬼ヶ島に渡った場所、「取組」は戦いが激しかった場所、そして「勝山」は勝利した場所と伝わっています。他にも「酒倉」「坂祝」「宝積寺」など桃太郎が勝利を祝ったと伝わる場所もあるんです。
実に面白いと思いませんか?
地名を見ると「桃太郎は愛知県」と言う気持ちになる。桃太郎の話は日本神話と関係があるとの説もあるが、あれは岡山県や奈良県が有力な気も。ここ愛知県は、本当に誰かが盗賊を退治した話。そんな風に感じてならないのです。
でも、宝物館にあった「桃太郎が生まれた桃の実の写真」を見ると、ちょっと怪しい?となってしまうけど(笑) いやいや、私は信じたい。
さて、桃太郎神社に関して2回に分けて書いてみました。前回の内容はこちら!
そして次回は岐阜県可児市にある鬼ヶ島を紹介します。この愛知県の桃太郎伝説の本当の面白さは、現在も色濃く残る地名にあり。 私はそう思ってます。
だから鬼ヶ島、その他も色々と巡ってみました。それもまた後日のブログにて。
桃太郎神社
住所:愛知県犬山市大字栗栖字古屋敷
電話:0568-61-1586
公式ホームページ
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